寺嫁つれづれ日記

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春です。
ご法事の相談や、業者の方、お客様がお寺にいっらっしゃる機会が増えてきました。
こうなると、寺嫁としても始動です。
でもまだ調子がつかめてない！
処理しきれていないことも抱えたまま、また1日が過ぎていきます。

息子のお弁当袋も縫えていません
生地を切っただけ。
家にある、おねえちゃんのピンクのお弁当袋を持たせたままです。
ごめん息子、近いうちに必ず！


さて、今日は「チェキ」と「墓経」のこと。





遠方に住むお檀家さんから、このようなお手紙がお布施とともに郵送されます。
「～月～日は、～の命日なのでお墓でご供養をお願いします」
　
近くにお住まいならば、家族みんなでお墓で手を合わせに来られますが、
県外にいらっしゃるお檀家さんには難しく、もどかしい思いをされています。

そこで、私どもでお檀家さんの代わりにお花、お線香とろうそくをたててお墓でご供養し、報告させていただいています。

「～月～日、～様の命日にご供養させていただきました」という手紙に、お墓でお経を呼んでいるところを撮影した写真をそえて。

今まではデジカメで撮影し、カメラショップやコンビニのコピー複合機でプリントしていました。

でも、ここは旧松山町。
近くにコンビニなどありません。
出かけたついでとか、隣の旧平田町のコンビニまで車で行くとか、ちょっと「わざわざ感」がある手間だったのです。


そこで、「チェキ」というポラロイドカメラを購入！
シャッターを押すと、すぐに撮影した写真が出てくるので、これまたすぐにお檀家さんに郵送できます。
こんなに楽になるんだったら早く買えばよかった～



供養の報告の手紙とともに写真をお送りすると、思いのほかお檀家さんが喜んで下さるのです。

確かに供養してくれたとわかって安心しまた。
うちのお墓がどうなっているのか、写真で見られてよかったです。
いっしょにお墓参りをしている気分になります。

わざわざこんなお礼のお手紙をくださるのです。


気持ちだなあ、とつくづく思います。
遠くにいても、ご先祖様を思うお檀家さんの気持ち。
こうしたら喜んでくださるかなあ、とささやかながら出来ることをしていく私たちの気持ち。
それに対して、またお檀家さんがお寺に暖かい気持ちを向けてくださる。

きっとご先祖様は喜んでおられるんじゃないかなぁ、と。

生徒が求めるものに答えていくことと、お檀家さんに対するそれはあまり変わらないものです。
どこにいても案外大丈夫です、私