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2020年12月31日

はじまりと旅立ち & ひいばあ、ありがとう

ようこそ『寺嫁つれづれ日記』へkao1





新潟庄内ポストDCキャンペーンに伴ない拝観期間を延長して迎えた年末。

2020年は、始まりと旅立ちの年となりました。


今年は秋から怒涛の日々。
春に檀家さんのご法事が軒並み延期となり、いったんコロナが落ち着いてから申し込みいただいたご法事が秋に重なったのでした。


いつもの秋の感じ方と違うのは、息子が十歳になり出家得度をすることになったからです。
ありがたいことに、お檀家さんの見守る中で得度式をさせていただきました。
正式にお坊さんとしてスタートを切ったことになります。
私は母親として、息子を送り出すことになりました。
息子にとっても、お寺にとっても新しい始まりです。



寒い中、式の練習や準備をして疲れがたまったのか、息子は風邪をひいて一週間学校を休みました。
幸いただの風邪でしたが咳が止まらず長引いてしまいました。


そんな中、ひいばあ、つまり先代住職の妻である千歳おばあさんの病院から、家族でお見舞いに来てくださいと連絡がありました。
コロナの影響で、なかなかお見舞いはできませんでした。
わかるうちにみなさんで、と言ってくださった病院に感謝しながら、覚悟して向かいました。


「おばあさん、一空(いっくう)が得度してお坊さんになったよ」


話すことはできませんでしたが、目をつぶって頷いてくれました。
それから2日後、おばあさんは眠るように静かに旅立ちました。

11月2日午後11時47分。
享年94歳でした。


東日本大震災後に建てた頑丈な庫裏に移って、9年、入院や施設を除けば7年ほどおばあさんと一緒に暮らしました。
後妻さんとして先代住職に嫁いだおばあさんは、約50年、總光寺で暮らしたことになります。

食に対して強いこだわりを持っていたことを、私は後から知ることになりました。何でもたくさん食べて、おいしいおいしい、と言ってくれていたから。

きっと、本当は我慢していたんだろうな。
採ってきた山菜とかきのこを食べたかっただろうな。
子どもの用事で遅くなって、買ってきたお弁当を出したこともあったっけ。

不器用な私にとって、育児と介護は想像以上に大変で、なに食べたい?ってゆっくり聞いたかどうか記憶にありません。
子供向けのメニュー、たとえばお肉なんかの時はお魚を用意したりしたけど、きっともっと食べたいものあったよね。
おばあさん、なかなか言えなかったよねぇ。
具だくさんのお味噌汁は、最初はおばあさんの希望だったけど、すっかり定番になって今でも野菜をたくさん入れるよ。


「若い人たちと暮らせて幸せだの。本当によがったの。」
という言葉に、日常の小さな愚痴もこぼせなくておばあさんはしんどかったんじゃないか、と思います。


ひ孫たちは昔の遊びや編み物を教えてもらったり、ひいばあとゆったりと過ごしました。
私は昔の屋号からお檀家さんのことを、たくさん教えてもらいました。

長い間ありがとうございました。
今までお疲れ様でした。


周りの人がどんどん亡くなって淋しがっていたおばあさん。
今頃ゆっくりお茶でも飲んで、積もる話をしていると思います。

お葬儀では、娘が弔辞を読み、息子もお経を読みました。
おばあさんは息子がお坊さんになるのを待っててくれた気がします。
息子の得度式、私の母の7回忌、息子の学習発表会などなど、秋の行事がすべて終わってからの旅立ちでした。



千歳おばあさんが生前希望していたことに沿って、家族親族、そしてお檀家さんと見送りました。
どうか静かにおくってほしいという希望があり、お悔み欄にも載せませんでした。
連絡が遅れた方々には申し訳ありませんでした。

ケアマネージャーさんをはじめ施設や病院の皆様、お世話になった教区ご寺院の皆様、長年おつきあいしていただいた皆様、本当にありがとうございました。


喪に服しておりますので、新年のご挨拶をご遠慮申し上げます。


合掌








  


Posted by チョコチョコ at 15:11Comments(0)ひとりごと

2020年04月17日

息子の心配

ようこそ『寺嫁つれづれ日記』へkao1

境内のソメイヨシノは満開になりました。
匂い桜の蕾も膨らんできましたよ!



さて、
臨時休校が延長することがわかって、息子はがっかりしています。
娘は登校が延期になって課題が増し増し、どうしているんでしょうか?


家族みんなの生活のリズムが崩れたのか、朝起きる時間が遅くなったり、夜眠れなかったり。

息子も少し不安定です。



息子がテレビのチャンネルを変えていたら、突然母親が子どもを怒鳴りつけている音声が流れました。
朝の情報番組でした。
新型コロナウィルスの外出自粛や臨時休校などが虐待の増加に繋がっている、今すぐ支援が必要だという内容です。
ショッキングな音声を息子が聞いてしまい、すごく混乱して怖がってしまいました。

慌ててテレビを消しましたが、時すでに遅し。


これはきちんと説明しなければなりません。


「赤ちゃんや言葉がまだ話せない小さい子とずっと一緒にいるママは、一生懸命お世話をしているんだよ。でもお仕事とかやることがいっぱいあるから、どうしよう、思いどおりにならないって焦ってしまうの。ママは子どものことは大好きなんだけど、疲れてしまって思いどおりにならないことにイライラしてるの。ゆっくり休むことと誰かの手助けがいるんだよ。」

「…ふうん、そうなんだ。」と息子。

それでも、たまに、

「お母さん、もしかして怒ってる?」
「僕が毎日家にいるとイライラする?」

…なんて聞いてきます(苦笑)


イライラしてないよー!
お手伝いいっぱいしてくれるからむしろ助かるし、いつも忙しいから一緒にいられて楽しいよ。
注意はするかもしれないけど、イライラしてるとか嫌いとかじゃないからね!大好きだよ。


そんなわけで、息子と過ごす時間を意識しています。
あえて一緒にテレビを見たり、おやつを食べたり。
外でご飯を食べて、気分を変えてみたり。



大丈夫、もう大きいからと思わずに。
子どもの不安に寄り添ってあげられることに感謝しています。


たぶん、経験や年齢による余裕があるからですね。


娘を育てている時はこんなに気持ちの余裕がなかったなぁ。
必死で育てたけれど、さみしい思いをさせたんじゃないかなぁ。
もう一回、戻れたらいいのに。

娘のことも、もう高3だからと安心せずに、
どんと構えて、後ろから離れて見ていてあげる感じでいこう。  


Posted by チョコチョコ at 01:18Comments(0)ひとりごと

2019年06月14日

誕生日


ようこそ『寺嫁つれづれ日記』へkao1



今日は、私の誕生日です。

縁あって、ご先祖様に命をつないでいただきました。
母に大変な思いをして産んでもらった日です。


母に産んでもらって、父と母に育ててもらって、家族で過ごして、大学で勉強もさせてもらって、周りの人たちの支えのおかげで独り立ちさせていただきました。


そして、有り難いことに私にも家族ができて、支えていく立場になりました。



お母さんが私を産んでくれたことから、わたしのすべてが始まりました。





私はお母さんが生きていた証。


命をありがとう!






  


Posted by チョコチョコ at 17:50Comments(0)ひとりごと

2018年04月06日

おかげさまで受験が終わりました

ようこそ『寺嫁つれづれ日記』へkao1

境内の枝垂れ桜の蕾が膨らんできました。
雪もまだ残っています。



おかげさまで、娘は無事、志望校に合格しました。
ご心配いただいた皆さま、本当にありがとうございました。


こちらのブログでは結果をご報告していなかったので、いろいろとご心配をおかけしてしまいました。


「結果がどうだったか聞くに聞けなかった」と、自分の家族のように心配してくださるお檀家さん。
思い切って電話してくれて、娘の合格に涙してくれた友人。
「お子さんの受験で忙しい時にすみません」と、気遣ってくださるお客様。ブログを見てくださっているんですね。ありがとうございます。


おかげさまでうれしい結果でした。
応援してくださった皆さま、本当にありがとうございました。







私は常日頃から、
「自分を勇気づけて背中を押してくれるのは、過去の頑張った自分だけだ」と娘に言ってきました。

あの時を乗り越えられたんだから、今回もきっとやれる!と、過去の自分が支えになるんだよ、という意味で。

でも、それだけではなくて。
今回の受験で、多くの方から体調を気遣い、励まし、祝福していただいたことも、大きなエネルギーになりました。
皆さんのおかげで、娘はもちろん家族みんな心が温かくなりました。


總光寺の開基さま、佐藤家当主 佐藤信彦氏はこうおっしゃっていました。
「700年以上続く佐藤家の歴史の中で、私が最も恵まれています。飢饉も戦もなく、食べ物もあって、行こうと思えば好きなところへ行ける、そんな時代はこれまでありませんでした。」



食べ物に困らず、モノがそろっている時代に生まれて、勉強できる幸せを、我が子には当たり前と思わないでほしいです。
もし勉強が嫌になったら、すぐに働いて社会に貢献すべきです。
勉強はそのくらい贅沢なことなんです。


おかげさまの心を忘れず、謙虚に自分の役割を果たすこと。
そうすれば、苦しいときに周りの人がちゃんと支えてくれるよ、と娘に伝えました。


応援し気遣ってくださったみなさま、本当にありがとうございました。
娘にとって大きな力になりました。
高校で新しい目標に向かってがんばりたいと娘が申しております。




それにしても、高校入学って、こんなにお金がかかるとは!
制服に体操着、ズック、教科書に辞書。
お金がバンバン飛んでいくようです。


義務教育の時は、教科書をいただいていたんですよね。
日本の義務教育って本当にすごい。
温かい地元の食材の給食もありがたかったなぁ。


これからお弁当が始まります。






  


Posted by チョコチョコ at 18:43Comments(0)ひとりごと

2018年03月11日

私たちの3月11日

ようこそ『寺嫁つれづれ日記』へkao1


今日は3月11日です。

午後2時46分に鎮魂の鐘を突き、本堂で手を合わせます。




私たちのあの日。

当時、娘は小学校2年生で、下校中に地震が起きました。幸い娘は無事に帰宅しました。
私は酒田に出かけていて、以前職場でご一緒した先生とお昼ご飯を食べていました。
停電によってクレジットカードが使えないから現金で支払ってほしいそうですと、同じお店にいた外国人のお客様に説明して、急いでお寺に戻りました。

夫と生後10か月の息子はお寺にいました。地震が起きてから、夫はずっと息子を抱っこひもで抱っこしていました。
お寺はかなり揺れたそうですが、仏さまが倒れるなどの被害も、建物の破損もありませんでした。





幸い、お寺にロウソクはたくさんありました。
しかし、度重なる余震で、燭台が倒れるのではないかと気が気じゃなかったのです。
お寺は木と紙でできているので、火事になったらあっという間だからです。


反射式ストーブがあったことに心から感謝しました。
電気とガスは止まりましたが、水が出ることにも感謝しました。
息子のミルクを作り、ストーブで離乳食を温められることに感謝しました。
日常が当たり前ではなく「有り難い」ことが、痛いほどわかりました。



古いお寺の建物は、もともと人が住む前提で建てられていないのだそうです。
それはつまり、収納がないことを意味しています。
タンスや棚などを部屋のあちこちに置いて暮らしていました。
それが倒れてくるのが怖くて、余震が続く何日も茶の間で家族みんなで身を寄せ合って寝ました。


日本海側の私たちでさえこんなに怖かったのだから、被災地の方はどんなに怖い思いをされたでしょう。

あの悲しい地震のあとも、いろいろな苦しみを抱えている方のお話を聞くことがあります。


「被災地で無事だったお寺は、被災したお寺に申し訳ないという気持ちがあります」


被災地の寺族さんが、苦しい胸の内を話しておられました。
無事でよかったのは間違いないけれど、無事もまた苦しい、という現実に触れて、私は言葉が出ませんでした。




息子は昨年、3月11日が保育園の卒園式でした。





早生まれなら震災の年に生まれた学年です。
「卒園おめでとう」と言いたいけれど…と、心の中で正直ためらいました。

生まれてここまで成長してくれた。
そんな気持ちをこめておめでとうと言いたい、という言葉に涙が出ました。
保護者のみなさんも、同じ気持ちだったのではないでしょうか。



いまある私の命も、周りの人の命も大事にします。



私に命をつないでくれた両親、そのまた両親、先祖代々のみなさん。
夫の両親、そのまた両親、夫の先祖代々のみなさん。
私たちのもとに生まれてきてくれた二人の子供たち。
みんな「有り難い」存在でした。




東日本大震災でお亡くなりになった方々、そしてすべての命のご冥福をお祈りいたします。




合掌
  


Posted by チョコチョコ at 12:56Comments(0)ひとりごと

2017年12月09日

臘八摂心と精進料理。からの、親のありかた!

ようこそ『寺嫁つれづれ日記』へ♪




曹洞宗のお寺では、12月1日から8日の成道会(じょうどうえ)まで、臘八摂心(ろうはつせっしん)という修行期間です。

お葬儀以外は、住職は朝6時から夜9時まで一日中坐禅をします。

お釈迦さまが12月1日から7日間の坐禅を経て、12月8日の明けの明星を見て仏道を成就、つまりお悟りを開かれたのだそうです。

臘八摂心(ろうはつせっしん)という修行は、この8日間を同じように辿る大事な修行です。

今年は珍しくお葬儀がなく、じっくり坐禅に取り組んでいたようです。

この時期は、我が家は精進料理をいただきます。
今年は佐々木蔵治豆腐店の厚揚げをフル活用しました。煮物や精進カレー、回鍋肉など、肉の代わりに厚揚げを使って、嬉しいことに娘にも大好評!
消化がよくて、胃腸に優しいから体調がよかったらしいのです。

私は牛肉を食べるとパワーがみなぎる気がして、精進の一週間は「世をしのぶ仮の姿」のような感じになるんですが、確かに今年はしっかりと精進料理だったから体調がよかったかも…。

精進料理はしっかり出汁をとらないと美味しくないので、より丁寧な作り方になっているかもしれません。

今年はこの本を参考にして作りました!



「はじめての精進料理」高梨 尚之著(東京書籍)

なんとなーくやってきたことが、きちんと書かれていて勉強になりました。

著者は大本山永平寺 東京別院の典座和尚さまです。
精進料理や和食を基礎から学ぶ初心者向けの教本決定版と記してありました。

表紙をめくって、この言葉が記されてあります。

身、初心なるを顧みることなかれ。
〜何の玉かはじめより光有る。
誰人か初心より利なる。
必ずみがくべし、すべからく練るべし。

道元禅師



(初心者であることを、気にする必要はない。
宝石が原石のままでは光らないのと同じで、
はじめから何でもできる人はいない。
宝石をみがくように、
人もまた精進を重ねてこそ輝くのだから。)


おおっと、いけない!
受験勉強をがんばっている娘を思うと、道元禅師のお言葉が心にじんわり沁みて、泣きそうになってしまいました。



「今までろくにやってないんだから点数取れなくて当然(ドヤ顔)。
やれば取れるようになる。
取れないなら勉強が足りない(ドヤ顔)。
あとはやるだけだよ!」

今日こんなことを言ってしまったなあ。
…というか日常的に言っている(汗)。
「あなたは自分をみがいてないから光らないんだよ、すぐみがけ〜!」と言ってる感じicon10
この禅師さまのお言葉の方が効くんじゃないか???


無事に受験を乗り越えますように。
親にできることは、温かい食事と安心できる巣や寝床を用意して、おおらかに見守ること。
動物本来の、親のあり方を守る!

  


Posted by チョコチョコ at 17:29Comments(0)お寺のことひとりごと

2017年10月04日

働く母の心に沁みる!

ようこそ『寺嫁つれづれ日記』へkao1



ご無沙汰しています。
息子の運動会も終わって、いろいろな書類整備や合同上げ法事の準備に取り掛かっています。
私は偏頭痛やらぎっくり腰を経て、季節の変わり目の体調変化に気をつけて過ごしています。

指の骨折はまだまだ回復途中。
雪が降る前にサンダルから靴を履けるようになりたい!
アルミの板を添えて固定しているおかげで、新しい骨が再生してきました。


小学1年生と受験生と、ひいばあの入院もあって、毎日の景色がいつもと違うんですよね。
気にかけることがグンと増えた感じ。
このまま一気に年末に駆け抜けるような気がします。
ちょっと疲れがたまってきたなぁ…なんで感じています。


ですが!


お母さんたち、一緒にがんばりましょう!


世の中のお母さんたちは、仕事を持って家事をこなしています。
習い事の送り迎え、家族が病気になれば通院の付き添いもあります。
子どもの学校行事で休みを取るために、お仕事の都合をつけています。

そんなお母さんを助けるために、家族も家事を分担したり、負担をへらすために自分でやってみたり。
何気ない心遣いの言葉が沁みるんですよねぇ。


先日、独り言のつもりで私は泣き言をつぶやきました。


「はああ…今日も忙しかったけど、あれもこれも、やれなかったなぁ。しばらくどこにも出かけてないし、疲れたなぁ。」

すると息子。

「大丈夫、ぼくがいるよ。もうすぐ冬になるから、ママは好きなだけ出かけたらいいよ。」


沁みる!

さらに!

「今日できなくたって、明日できるかもしれないよ。ぼく、算数のとき、そう思ってがんばってるんだ。」


うううううう。


「心配しなくても大丈夫、きっとうまくいくよ。」



ちょうど帰ってきた受験生の娘にも、この言葉は沁みて、二人で目を閉じ息子の言葉をかみしめたのでした。



それにしても。

「どこか遊びに連れて行って!」と、わがままを言わせていないんだよなぁ、私たち親は。

それも切ないicon10




  


Posted by チョコチョコ at 14:26Comments(2)ひとりごと

2017年09月05日

それでも人生は続く

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連日、新潟の団体のお客様をお迎えして、毎日里帰りしている気分です。
今日は、長岡の私が住んでいた場所の近くにお住いのお客様がいらして、ずいぶん話が盛り上がりました。
これは夏に帰った時の新潟の海です。




「奥様は新潟から嫁いできたんですか?」

この質問はよくあります。
新潟から、總光寺の住職の妻になるために嫁いだかと言われれば、答えはNOです。

いろいろな、本当にいろいろなたくさんのご縁でここにいるんです。 

まず高校生のとき、関東地方の大学に行きたかったけれど、結局仙台の大学に行ったこと。
親が勧める教員にはなるまいと思っていたのに、教育実習でこれが自分の道だと見つけたこと。そう思わせてくれた恩師と仲間たち。楽しかった、と言ってくれた生徒たちの存在。
広告系の忙しいサークル活動と、教育学と米文学の面白さを教えてくれた先生たち。
内定していた高校に行けなくなって、代わりに就職してくれるピンチヒッターを探していた同じゼミの友人。

「京子ちゃん(私です)、私の代わりに山形へ行ってくれない?」
1日考えて→「うん、いいよ」

そして、私は新潟から仙台へ行って、山形県の鶴岡市にやって来たというわけですkao2

そして、同じ学校で美術を教えていた夫と縁あって結婚することになり、お寺に関しては「大丈夫、大丈夫」と言われ結婚。




夫は師匠である祖父と父を早く亡くして、若いうちからお寺の仕事に専念。
お寺が忙しくなってきたので私も学校を離れてお寺の仕事に専念。

で、今に至るのです。
引っ越しは8回しました。
ひとつのところに長くいるのが苦手なのは、きっと引っ越しが多かったからですね。

今、こうして振り返ってみると、人生思い通りになってないんですよね!
お寺に嫁ぐなんて、可能性としても考えたことはなかったです。
今、思い描いた人生設計の中にはいないけれど、全く不幸ではありません。
お寺にいることで、気づいたことがたくさんあるからです。
お寺で私がやるべきこともしたいことも見つけました。



娘は今年、中学3年生。まさしく受験生です。
この学校に行きたい、でも、ダメだったら・・・kao11と、悶々としているんです。

私は娘に声を大にして言いたい!

行きたいところに行けたら、もちろん最高。
でも、残念ながら違う学校に行ったとしても、あなたの人生は続くんだよ。
怖がらず、心を平らに、淡々と自分で決めたやるべきことをやればいい。

結果はそのあと。


お母さんを見てごらん。
正直言うと、高校から希望したところじゃなかった。
でも、お母さんの人生は続いていったし、いろいろな学校で働かせてもらって、今お寺にいるのもご縁。キリスト教の大学に行ったのに!

そして、これからどうなるかも未知数!


ダメだったらどうしようって臆病になるのはナンセンス。
ダメだった時は、何かをつかんで立ち上がってもらいたいんだよ。
失敗を糧にするために!

ひとつダメだったとしても、全部がダメじゃない。

「自分でよく考えて選び、その道で結果を出す」


結局こういうことじゃないかな、とお母さんは思うんだ。


どの道を選んだとしても、選んだ道で人生は続いていくんだからね。



がんばれicon09





この間、娘にもたせたお弁当ですicon28

ごはんくらいしかしてあげられないですねicon10




きょうは私のひとりごと。娘へのエールでした。
  


Posted by チョコチョコ at 23:30Comments(4)ひとりごと

2017年05月21日

白つつじ満開。自然に生き方を重ねて、漂流?

ようこそ『寺嫁つれづれ日記』へkao1


国指定名勝庭園『蓬莱園(ほうらいえん)』の白つつじが満開ですよicon12






藤も徐々に咲いてきました。




花の季節はいいですね。
新緑の緑が若々しくて、鮮やかな花を引き立ててくれます。

自然の中で暮らしていると、木々や花を、人生とリンクさせてしまいます。

どんなに厳しい冬のあとでも、こうして春がきて花を咲かせるんだなぁ、とか。

日光と適度な水で花が丈夫でいられるんだな。
水の与えすぎは根腐れの原因。
良かれと思って、子どもに世話を焼きすぎないようにしなければ、とか。






娘は、ちょうど人生でいうと若葉が繁って光を浴びて丈夫な幹に育てているところ。これから蕾をつけて花を咲かせるでしょう。
なるべく気持ちを平らに、冬のあとは春がくると信じて、中学生のモヤモヤした時期を乗り越えてほしい。


息子はどうでしょう。雨が降ったり寒かったり、日光に大喜びしながらぐんぐん葉をつけている感じですね。
気をつけて見てあげないと危なっかしい時期です。
雨のあとはグンと成長して頼もしかったりもします。


夫や私は、、、。
花の満開の時期が過ぎて、これから実をつける頃でしょうか。
どんな花を咲かせてどれくらい実をつけるか、収穫を待っています。
若い頃にどういう生き方をしたのか、これから見えてきますね。


お寺にいると、たくさんのお年寄りと出会います。
ニコニコの笑いジワのおばあちゃんに会うとほっこりicon06
「ありがたい」の気持ちを持って、生きてこられたんだなぁ、と想像しています。
私もこんなおばあちゃんになりたいな、とつくづく思うのです。


日々の暮らしに流されて漂流している気持ちになってしまって。
どこにたどり着くのかわからない不安な毎日を反省だなあicon10


一日一日を大切に生きるって、本当はそうしたいけれど、一体どうすればいいんだろう??


  


Posted by チョコチョコ at 12:14Comments(0)ひとりごと

2016年12月07日

僕がおとなになったらお母さんは?

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すっかりご無沙汰していました。
私が風邪をひいたり、近ごろ頻繁に片頭痛で寝込んだり病院に行ったりでicon10
ムスメも悩みが多くて、The中学生icon23という感じです。

一緒に暮らしているひいばあの介護も一段階上のステージへ。
自尊心を尊重したい気持ちと、そうも言っていられない現実に直面しています。

そんな慌ただしい日常の中で、できることは自分でやる息子を、つい置き去りにしてしまいそう。
でも、目が合うとにっこりicon06



「お母さん、僕がお父さんになったら、お母さんはどうなるの?」
「そりゃ、おばあちゃんになるよ」
「えーっ、僕やだ!じゃあ、僕がおじいちゃんになったら、お母さんはどうなるの?」
「あはははは〜、その頃はとっくに死んじゃってるよ!」

ここで息子は大粒の涙をポロポロ流して

「やだ、絶対にやだ、死なないで!お薬1000個飲んで!」

お薬というのは、たまに飲んでいる酵素とかビタミン剤のサプリメントのことです。

保育園に行く前も、お風呂に入っている時も言われます。

「お母さん、死なないでね?わかった?」


私の母が生前、病床で「母親としての自分が終わるのがつらい」と言っていました。
亡くなる直前まで、私を心配してくれていたっけ。
なんとなく、そう言った母の気持ちが手のひらに乗った気がします。




きょうだい仲良く助け合っていってほしいなぁ。


ところで、こちら。
今日の境内の様子です。雪で真っ白。
とうとう冬がやってきました。



  


Posted by チョコチョコ at 13:24Comments(4)ひとりごと