寺嫁つれづれ日記

昨日の夫。

「明日は南三陸にボランティアだから」

それを聞いて、私。

「ごめん、今のうちに謝っとく」

「.........」

南三陸に行くときは、朝5時出発で、お弁当のサンドウィッチを作りポットにお湯を沸かしてくれと頼まれるのです。

今週は息子が日曜日から体調を壊してどうにもならない状況でして。
昼夜関係なく咳き込んで嘔吐、着替えと洗濯。その合間にお客様、電話の応対。
今週は母子ともに余裕のない毎日で、私もへとへと

先ほどの会話は、
「明日は南三陸にボランティアだから朝5時までにお弁当とポットのお湯用意してね」
「ごめん無理、朝起きれないかも。今のうちに謝っとく」…という内容なのです。


私も充分眠れてないので、息子と同様フラフラして、寝不足状態が続きご飯食べていると眠くなる始末。
1時すぎにまた嘔吐で、よごれたベッドやパジャマを片付けて確信しました。
3時間半後には起きれない！と。


夫よ、頼む！自分でなんとかして！



朝、目を覚ますと夫は出かけたあとでした。
そしてこのお弁当が目に入る。

「なんで？」




自分で好きな具材を買ってきて、朝サンドウィッチを作ったまではよかった。


それを忘れていった！

あらららら、せっかく作ったのに忘れて............。


これは私がおいしくいただきました。
生ハムとチーズとレタスはさんである！豪華版だねぇ。



南三陸には、山形第三宗務所青年会の和尚様たちが、震災直後からボランティアで訪れています。
震災直後は、被災して土台しか残らなかったお寺の片付けや掃除、物資のお届けを。
その後、避難所や仮設住宅において、「行茶ボランティア」や「人形劇」の上演をしています。

行茶ボランティアというのは、お茶とお菓子を振る舞い、被災された方のお話をただただ聞くのだそうです。
ポットにお湯の用意というのはこのお茶のためなんです。

仮設住宅に暮らしているお年寄りのみなさん。
「このおいしいお菓子、うちのじいさんに食べさせたいから持っていってもいいか？」と聞くのだそう。

「うちのじいさん」は、実はお亡くなりになっています。
仏壇に供えたいからもらっていっていいか？ということなんだそうです。

「じいさんにも食べさせたい」って、....なんだか胸がいっぱいです。

いろんなことを経験して、気持ちをぐっとこらえて、それでも静かに前を向いている人の言葉です。


曹洞宗の和尚様だけでなく、あらゆる宗派の和尚様が現地で活動されていると思います。
ただ寄り添うことが大事だと痛感するのだと夫は言っています。




今朝は起きれなくてごめん。

運転に気をつけて、無事に帰ってきてね。

明日のご法事と本堂の準備はすんでるよ。





  

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出番を待つ息子のおもちゃ





病気になってはじめて健康のありがたさがわかるといわれますが、まさにひしひしと感じています。

日曜日に熱が出た息子、いまだに調子が取り戻せません。
鼻水の風邪から発熱と咳がひどくなって、咳込んで嘔吐を繰り返しています。
基本的に丈夫な子なので、具合が悪いとかなりのダメージのよう。

夜も昼もゆっくり寝てないし、ゼリーしか食べていないからひとまわり小さくなった感じです。

やっぱり健康がいちばんですね。
夜ゆっくり寝られて、ご飯がちゃんと食べられればそれで充分。

よくなったらお散歩行こう。
  

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「桜は咲きましたか？今週末あたりいかがでしょうか？」

今日の午前中、仙台にお住まいの方からお問い合わせをいただきました。



今日いちばん日当たりのいい所の「しだれ桜」が開花しました。
やはり今週末あたりが見頃でしょうか。



水仙も咲き始めて黄色が鮮やかです。




本堂の正面にある、「瑠璃水」からの水路を、今朝直していただきました。
水路が崩れそうになっていて、水子地蔵の石碑が倒れるおそれがあってので、頑丈にしてもらいました。


この石は境内のあちこちにあったものを集めて施工したとのことです。
うん、確かに石はある。こういう石や木を集めてまた役割があるのも古いお寺ならではかも。







  

今日もいい天気です。
梅が咲き始めました。ほんのり梅の香り。



桜はつぼみがピンク色になってきました。もうすぐ咲きそうです。



しだれ桜


山門から見た桜並木。ここは満開になったらとても見ごたえありますよ。



雪がまだ少し残っています。４月中には消えると思います。




山の清水。「瑠璃水」という名前がついています。
雨が降ると濁ってしまうのでこまめにお掃除しなくては。本堂の入り口にあります。




ようやく暖かくなって、桜や藤、白ツツジの季節になると楽しみに来てくださる方が増えてきます。
もうハイシーズンの気持ちでいないとダメなのですが、おばあさんが入院していて息子も発熱。目先もことで精一杯、まさに自転車操業中です

こんな時は、私が健康でないと！気合い、気合い！
  

暖かい朝です。
桜のつぼみがピンク色になってきました。


水芭蕉も花が咲いてきました

うぐいすも鳴いています。

春ですね。

春といえば花粉ですが、杉に囲まれた總光寺は私にとってかなり過酷なのですが、今年はそれほどひどくありません。薬を飲むほどでもない感じで助かっています。  

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鶴岡市の昭和通りにある柏戸銀寿しの『二枚目』です。

鶴岡に住む友人とランチの約束をしていたものの、直前にお寺の仕事で住職が出かけることになり、ランチに行けなくなってしまいました。
そこで、『二枚目』を買ってうちに来てもらうことに。
遠いところ、本当にありがとう




これで税込864円！
一見、小ぶりなちらし寿司に見えますが、底まですし飯がいっぱいでかなりのボリューム。
底にも何か入っていて、…何だろう？食べ進んで行くと次々に何かが現れる！
まるで楽しい宝箱のよう。
茶碗蒸しも買ってきてくれて、おいしくいただきました。

実はこの日きてくれた友人は、産院で同じ日に第一子を産んで以来の友人。そして、8年後、偶然の私たち二人とも同じ年に第二子を産んだのです。彼女は忙しい人なので、こうして都合をつけて会える日はとても貴重。

そういえば、冬に子供たちを連れて泊まりに来てもらったことがありましたが、お互いの下の子たちが眠らず大苦戦しました。
早めに寝かせてゆっくり飲もうと思ってたのに、まったくもう！

そこで、私たちママの提案。

「布団に入って誰が一番目をつぶっていられるか競争しよう！」


…すぐに寝てしまったのは私たちママチームなのでした。悔しい！

  

ようこそ『寺嫁つれづれ日記』へ

暖かい日差しに、水芭蕉が見頃を迎えています。




山門をくぐり、左手側に藤棚があります。
そのすぐ隣に水芭蕉が咲いています。

桜のつぼみもピンクになってきました。
ウグイスも鳴いています。

お散歩がてら、どうぞ總光寺にいらしてくださいね＼(^o^)／  

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春です。
ご法事の相談や、業者の方、お客様がお寺にいっらっしゃる機会が増えてきました。
こうなると、寺嫁としても始動です。
でもまだ調子がつかめてない！
処理しきれていないことも抱えたまま、また1日が過ぎていきます。

息子のお弁当袋も縫えていません
生地を切っただけ。
家にある、おねえちゃんのピンクのお弁当袋を持たせたままです。
ごめん息子、近いうちに必ず！


さて、今日は「チェキ」と「墓経」のこと。





遠方に住むお檀家さんから、このようなお手紙がお布施とともに郵送されます。
「～月～日は、～の命日なのでお墓でご供養をお願いします」
　
近くにお住まいならば、家族みんなでお墓で手を合わせに来られますが、
県外にいらっしゃるお檀家さんには難しく、もどかしい思いをされています。

そこで、私どもでお檀家さんの代わりにお花、お線香とろうそくをたててお墓でご供養し、報告させていただいています。

「～月～日、～様の命日にご供養させていただきました」という手紙に、お墓でお経を呼んでいるところを撮影した写真をそえて。

今まではデジカメで撮影し、カメラショップやコンビニのコピー複合機でプリントしていました。

でも、ここは旧松山町。
近くにコンビニなどありません。
出かけたついでとか、隣の旧平田町のコンビニまで車で行くとか、ちょっと「わざわざ感」がある手間だったのです。


そこで、「チェキ」というポラロイドカメラを購入！
シャッターを押すと、すぐに撮影した写真が出てくるので、これまたすぐにお檀家さんに郵送できます。
こんなに楽になるんだったら早く買えばよかった～



供養の報告の手紙とともに写真をお送りすると、思いのほかお檀家さんが喜んで下さるのです。

確かに供養してくれたとわかって安心しまた。
うちのお墓がどうなっているのか、写真で見られてよかったです。
いっしょにお墓参りをしている気分になります。

わざわざこんなお礼のお手紙をくださるのです。


気持ちだなあ、とつくづく思います。
遠くにいても、ご先祖様を思うお檀家さんの気持ち。
こうしたら喜んでくださるかなあ、とささやかながら出来ることをしていく私たちの気持ち。
それに対して、またお檀家さんがお寺に暖かい気持ちを向けてくださる。

きっとご先祖様は喜んでおられるんじゃないかなぁ、と。

生徒が求めるものに答えていくことと、お檀家さんに対するそれはあまり変わらないものです。
どこにいても案外大丈夫です、私








  

『寺嫁つれづれ日記』へようこそ

先日、新潟へ帰省したときに母と娘、親子3世代で古町へ行きました。
三越の２Fにある
Afternoon Teaのアフタヌーンティーセットです。

好きな紅茶と3種類のスイーツがチョイスできます。


こちらは娘のプレート。

苺と豆乳のプリン、アップルパイ、抹茶のティラミス。





こちらは私の母。
同じく苺と豆乳のプリン、ピーチパフェ、バナナケーキ





これが私のプレートで、苺と豆乳プリン、バナナケーキとスコーンをチョイス。




華やかなテーブル




紅茶はポットサービスでたっぷり2杯分がうれしいです。

「かっぱ寿司」で3人おなかいっぱい食べられる値段の
アフタヌーンティー…

ま、…まぶしい

でも、いっか。こんなときでないとね。



…と思っていたら、娘がかなり気軽に

「おいしかった！また来ようね」

と言ったので、しっかり釘を刺したのでした。


「こんなスゴイの３年に1回」



私の母は一時期具合が悪く昨年はずっと入院していましたが、元気になってようやく出歩ける状態までに回復しました。

「このままもうダメかも」と弱音を吐くと、必ず

「米沢牛のすき焼き食べてからじゃないと！アレ食べてからにしたらいいよ」

と励まし、その甲斐あって（？）今は元気にしております。



親孝行も、元気なうちなんだなぁ。






  

ようこそ『寺嫁つれづれ日記』へ

新潟に行っている間に、雪囲いがとれていました。

いよいよ春


庭園も視界がスッキリ。






まだ少し雪が残っています。


桜のつぼみが膨らんできました。





水仙がたくさん咲くので、毎年生け花に使わせてもらっています。贅沢



春は暖かい日差しが嬉しくて、掃き掃除も楽しいです。

ウグイスも鳴きますよ〜！


どうぞ、お散歩にいらしてくださいね。


よろしければ庭園の拝観もどうぞ