2015年02月04日
【節分】豆まき &「撒くなら大豆」のわけ
ようこそ『寺嫁つれづれ日記』へ
今日は立春です。
昨日、2月3日は節分です。
家族みんなで豆まきをしました。

これは私が食べた豆です
節分は立春の前夜、昼と夜の切れ間、夕方に行うものだそうです。
これは、悪鬼は夕方に忍び込むと言われているからです。
子どもたちの帰宅を待って、本堂で節分の行事の始まり。
まずは本尊様に仏飯(ぶっぱん)をお供えして…

煎り大豆を本来は一升枡に入れてお供えします。
今回は、枡のしまい場所がわからず菓子器で代用

住職がお経を読んで…

本堂の入り口から外に向けて、正面、右、左の3回豆を撒きます。
「福は内、鬼は外〜!」

次は拝観入り口の正面の「韋駄天(いだてん)」さまに煎り豆をお供えして読経します。

伽藍の守り神で、お寺の山門や入り口に祀られています。
ちなみに足の速い人を韋駄天と言いますが、仏舎利(ぶっしゃり;お釈迦さまの遺骨)を盗んだ夜叉を追いかけ取り返したことから足の速い神として知られています。
さあ、ここでも豆まき。

さて、豆まきが終わったら行茶(ぎょうちゃ)です。
お茶を行ずる、つまりお茶を飲むことも修行ということなのですが、
「被災地での行茶ボランティア活動」というように、みんなでお茶をいただくという広い意味でも使われています。
行茶では煎り豆をいただきます。
年齢に一つ加えた数です。
娘。

息子。これでは足りなくておかわりしました

夫。年々数が増えます

東北地方では落花生を撒くようです。
新潟の実家でも落花生でした。
ですが、豆まきは大豆をまく理由があるのです。ただしこれには諸説あるようようです。
その一つはこちら。
塩は動物にとって最も重要なもののひとつであり、海水から作られる塩は「波の花」と呼ばれ貴重品であった。塩は労苦の結晶だから、厄を祓う清浄のシンボルとされていた。この貴重な塩を保存するため、生活の知恵で考え出されたのが、高麗から渡ってきた、いわゆる味噌である。
日本には「醤(ひしお)」と呼ばれる、煎った大豆に麦や米、海水を混ぜて瓶で寝かせたものがあった。
鬼祓いということになると塩がいるが、波の花はない。用意しやすかった醤は、すでに粕は溶けて大豆しか残っていないので、塩辛い大豆をまいて鬼祓いをした。のちに、大豆だけ煎って使うようになった。
(参考: 渡会仙定 老師 著「杉本俊龍 老師 所伝 増補 室内住職学随聞録」)
なるほど、だから大豆なんだ
実家の落花生はいったい何だったのか???
さて、明日は立春です。
立春行事をやりますよ〜

今日は立春です。
昨日、2月3日は節分です。
家族みんなで豆まきをしました。

これは私が食べた豆です

節分は立春の前夜、昼と夜の切れ間、夕方に行うものだそうです。
これは、悪鬼は夕方に忍び込むと言われているからです。
子どもたちの帰宅を待って、本堂で節分の行事の始まり。
まずは本尊様に仏飯(ぶっぱん)をお供えして…

煎り大豆を本来は一升枡に入れてお供えします。
今回は、枡のしまい場所がわからず菓子器で代用


住職がお経を読んで…

本堂の入り口から外に向けて、正面、右、左の3回豆を撒きます。
「福は内、鬼は外〜!」

次は拝観入り口の正面の「韋駄天(いだてん)」さまに煎り豆をお供えして読経します。

伽藍の守り神で、お寺の山門や入り口に祀られています。
ちなみに足の速い人を韋駄天と言いますが、仏舎利(ぶっしゃり;お釈迦さまの遺骨)を盗んだ夜叉を追いかけ取り返したことから足の速い神として知られています。
さあ、ここでも豆まき。

さて、豆まきが終わったら行茶(ぎょうちゃ)です。
お茶を行ずる、つまりお茶を飲むことも修行ということなのですが、
「被災地での行茶ボランティア活動」というように、みんなでお茶をいただくという広い意味でも使われています。
行茶では煎り豆をいただきます。
年齢に一つ加えた数です。
娘。

息子。これでは足りなくておかわりしました


夫。年々数が増えます


東北地方では落花生を撒くようです。
新潟の実家でも落花生でした。
ですが、豆まきは大豆をまく理由があるのです。ただしこれには諸説あるようようです。
その一つはこちら。
塩は動物にとって最も重要なもののひとつであり、海水から作られる塩は「波の花」と呼ばれ貴重品であった。塩は労苦の結晶だから、厄を祓う清浄のシンボルとされていた。この貴重な塩を保存するため、生活の知恵で考え出されたのが、高麗から渡ってきた、いわゆる味噌である。
日本には「醤(ひしお)」と呼ばれる、煎った大豆に麦や米、海水を混ぜて瓶で寝かせたものがあった。
鬼祓いということになると塩がいるが、波の花はない。用意しやすかった醤は、すでに粕は溶けて大豆しか残っていないので、塩辛い大豆をまいて鬼祓いをした。のちに、大豆だけ煎って使うようになった。
(参考: 渡会仙定 老師 著「杉本俊龍 老師 所伝 増補 室内住職学随聞録」)
なるほど、だから大豆なんだ

実家の落花生はいったい何だったのか???
さて、明日は立春です。
立春行事をやりますよ〜

明けましておめでとうございます
今年もお世話になりました
摂心終わり!精進料理のレパートリー広がる!&大豆ミートソースのパスタ
お檀家さんと 早朝の境内清掃
除夜の鐘&今年もお世話になりました
4月8日は花まつりです。誕生仏の写仏をしませんか?
今年もお世話になりました
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Posted by チョコチョコ at 17:03│Comments(0)
│お寺のこと