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2014年06月01日

絡子の下をチラリ

ようこそ『寺嫁つれづれ日記』へkao1

先日、RicoさんのブログRico's Room 2で、Ricoさんが4人の方丈さま(和尚さまのこと)との5ショットが掲載されましたkao2

Ricoさんのお母様がこれをご覧になって、こうおっしゃったそうです。
「住職さんたちの前掛けみたいなのは何?どうして手を隠しているの??」

この前掛けみたいのは絡子(らくす)といいます。
僧侶が身に着けるお袈裟の略式版、片方に輪をつけたお袈裟の一種です。

絡子の下をチラリ


どうして手を隠すのか?
これは立ち姿、歩き姿の基本姿勢なのです。


絡子の下の手はいったいどんな風になっているのか?
ざっくり言うと、
「左手グーを、右手パーで包んでいる状態」

左手は親指を中にして握り、右手親指を親指と人差し指のくぼみにのせます。その手をみぞおちあたりに置くのです。

絡子の下をチラリ

絡子の下をチラリ

絡子の下をチラリ

絡子の下をチラリ





私も寺族得度を受けたときに、緑色の絡子をいただきました。寺族というのは簡単に言うと、住職の家族のことです。

裏には墨で禅師さまからいただいた名前が書いてあります。

お寺の行事や研修に参加するときは、必ずこの絡子を見につけます。


それにしても…

なるほど!です。私たちには自然に見える姿でも、どうして?って思うことがあるんですね。

また、お寺やお坊さんのことでわからないことがあれば、教えてくださいね。
勉強してお伝えしますicon21





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Posted by チョコチョコ at 02:49│Comments(2)ひとりごと
この記事へのコメント
>チョコチョコさん、詳しいご説明をありがとうございました!チョキはなしですね!(笑)
方丈さんという名称も、初めて知りました。
ちなみに、5人で撮影した写真を見ると、絡子の色がそれぞれ違っていたのですが、色にも意味があるのでしょうか?
Posted by RicoRico at 2014年06月01日 05:23
〉Ricoさん

パーじゃなくてチョキだったらちょっとカワイイですね〜(≧∇≦)
色は好みだそうです。もともと、お袈裟は雑巾にもならないボロボロになった布をはぎ合わせて作ったもので、茶色などの暗い色が多いそうです。
まだ僧侶の資格を持たない雲水さん(修行僧)はお袈裟も絡子も「黒」なんだそうです。
Posted by チョコチョコチョコチョコ at 2014年06月01日 07:23
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