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2018年06月12日

羽州庄内松山薪能に娘が出演しました

ようこそ『寺嫁つれづれ日記』kao1


平成30年6月9日は、羽州庄内松山 薪能がありました。
薪の灯りの中で能や狂言が演じられます。

今年、娘が能に出演しました。

今回の能の演目は『殺生石』。
那須にあるおなじみの殺生石、私も学生時代に家族で訪れたことがあります。

近寄る者の命を奪う殺生石となった狐の化身の魂を、玄翁という高僧が弔い成仏させるお話です。

娘は玄翁和尚の従者として、狐の魂がどのようにして石に取り付いたのかいきさつを玄翁和尚に語ります。

羽州庄内松山薪能に娘が出演しました


この玄翁(源翁)和尚は、曹洞宗大本山總持寺の峨山禅師の門下二十五哲のひとり。越後出身の南北朝時代の高僧です。
およそ630年前總光寺が創建されたころ、總光寺を訪れたと言われています。



こんなふうに玄翁和尚と630年の時を経て、能の舞台で巡り合わせるとは、本当にありがたいご縁です。



5年前、娘が松山大寒能で『船弁慶』の源義経を演じたこともまた、不思議な巡り合わせでした。

屋島において源義経の代わりに矢を受けて討ち死にした佐藤嗣信の子孫、佐藤伊勢守正信公が總光寺の開基さまなのです。


羽州庄内松山薪能に娘が出演しました

こちらは本堂にかけてある額装された大きな写真。日本画「嗣信最期」(下村観山作)を撮影したもので、現物は東京藝術大学美術館にあります。
現在の開基さまが東京藝術大学美術館に掛け合ってくださり、実物を撮影した画像を現像、額装して寄贈してくださいました。
これは本堂に飾ってありますので、拝観やお参りの際はどうぞじっくりご覧ください。



話がナイル川のように蛇行してしまいました…。

娘は小学生の狂言クラブに所属して、その流れでこうしたお役目をいただいてきました。
貴重な貴重な体験をできたのも、地域の皆さんが応援し育ててくださっているからです。

お寺の子として窮屈に思うこともあるかもしれません。
でも、地域の皆さんが支えてくださっていることを「ホントにありがたいよ」と娘が理解していることを、親として嬉しく思います。

松山能を伝承する松諷社の皆様、応援してくださる全ての皆様、心から感謝申し上げます。ありがとうございました。娘がお世話になりました。




しかしながら。



あの長ゼリフが覚えられるのに、なぜ英単語が覚えられないんだろうkao10




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Posted by チョコチョコ at 00:58│Comments(0)なんてことない日常
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