2014年10月04日
寺族ミニ研修会に行って来ました
ようこそ『寺嫁つれづれ日記』へ
今日は第3宗務所寺族ミニ研修会に参加してきました。

七窪思恩園 園長安養寺住職 佐藤以中老師の講演を拝聴しました。
テーマは「児童養護施設から見る子ども・子育ての状況」でした。
児童虐待を受けて児童養護施設で保護されている子ども、追い込まれて虐待してしまう親の現状、子育ての環境の変化についてのお話でした。
印象に残ったことは3つ。
まず、いじめられた子どもはいずれいじめる側に立つということ。
生きていくためにうまくバランスを取るようにできているのだそうです。
2点目は、細胞分裂するとき、もともと脳と一緒の部分は皮膚だということ。
スキンシップがいかに大事か、ということにつながるのです。
最後は、虐待のグレーゾーンについて。
レッドゾーンは、ただちに子どもを保護しなければならない状態。
イエローゾーンは、状況に応じて支援しながら見守りが必要な状態。
グレーゾーンは、無意識に子どもを危険にさらす可能性があるが、親がそのことに気づいていない状態。
無意識に子どもを危険にさらす、危険を予知できない親がこのグレーゾーンに属するのだそう。
例えば、ベランダに踏み台になるようなものを置いたままにする。
タバコとライターを子どもの手の届くところに置く。
耳が痛い!
お寺は子どもにとって危険なものが多くていつも見張っていなければならず、子どもと私、両方にとってストレスでした。
いつも「さわったらダメ!」と言わなければならなかったです。
例えば、火のついたお線香にさわろうとする。
いくつもあるストーブ。茶の間は囲いをしていたけれど、本堂やあちこちにおいたストーブ全部に囲いはムリ。
そして消化器。面白くて黄色いピンを抜いて、レバーを握ろうとしました。
ああ〜、我が家の子供たち、大きな怪我もせずよくここまで育ってくれました
ちょっとしたことが大きな事故につながるので、気をつけなければなりません。
最後はお坊さんデュオによる歌とコーヒーとケーキタイム。

お話もおもしろく、歌もギターもすてきな二人は高校の同級生だそうです。
和尚さまのギター、安田章大くんの青いギターと似ているな…
と気になってしまいました。
久しぶりに外に出て、気分転換も出来たし、とてもいい研修会でした。

今日は第3宗務所寺族ミニ研修会に参加してきました。

七窪思恩園 園長安養寺住職 佐藤以中老師の講演を拝聴しました。
テーマは「児童養護施設から見る子ども・子育ての状況」でした。
児童虐待を受けて児童養護施設で保護されている子ども、追い込まれて虐待してしまう親の現状、子育ての環境の変化についてのお話でした。
印象に残ったことは3つ。
まず、いじめられた子どもはいずれいじめる側に立つということ。
生きていくためにうまくバランスを取るようにできているのだそうです。
2点目は、細胞分裂するとき、もともと脳と一緒の部分は皮膚だということ。
スキンシップがいかに大事か、ということにつながるのです。
最後は、虐待のグレーゾーンについて。
レッドゾーンは、ただちに子どもを保護しなければならない状態。
イエローゾーンは、状況に応じて支援しながら見守りが必要な状態。
グレーゾーンは、無意識に子どもを危険にさらす可能性があるが、親がそのことに気づいていない状態。
無意識に子どもを危険にさらす、危険を予知できない親がこのグレーゾーンに属するのだそう。
例えば、ベランダに踏み台になるようなものを置いたままにする。
タバコとライターを子どもの手の届くところに置く。
耳が痛い!
お寺は子どもにとって危険なものが多くていつも見張っていなければならず、子どもと私、両方にとってストレスでした。
いつも「さわったらダメ!」と言わなければならなかったです。
例えば、火のついたお線香にさわろうとする。
いくつもあるストーブ。茶の間は囲いをしていたけれど、本堂やあちこちにおいたストーブ全部に囲いはムリ。
そして消化器。面白くて黄色いピンを抜いて、レバーを握ろうとしました。
ああ〜、我が家の子供たち、大きな怪我もせずよくここまで育ってくれました

ちょっとしたことが大きな事故につながるので、気をつけなければなりません。
最後はお坊さんデュオによる歌とコーヒーとケーキタイム。

お話もおもしろく、歌もギターもすてきな二人は高校の同級生だそうです。
和尚さまのギター、安田章大くんの青いギターと似ているな…

久しぶりに外に出て、気分転換も出来たし、とてもいい研修会でした。
Posted by チョコチョコ at 02:55│Comments(2)
│寺嫁修行中
この記事へのコメント
おはようございます。
「寺族」という言葉に目がいきました!
お寺さんの家族の事でしょうか?
なんだかおもしろい響きですの~。
子供が自然に危険を察知する世の中ではなく、家族や地域が教えて行かないといけないんだなぁ~と、つくづく感じる今日この頃です。
道徳を教える場が少なくて、学ばず大きくなる大人が増えている気がします。
余談ですが、昨日の話。
来店されたお客さんが「亡くなった主人、舅、姑の法事はしますけど、顔もしらない先祖の法事はしないです。」と、おっしゃったのにびっくり!!
「ご先祖のだれ一人かけてもご主人は生まれてこなかったんですよ。」と、話しましたが分かっててくれたかどうか(ToT)
「寺族」という言葉に目がいきました!
お寺さんの家族の事でしょうか?
なんだかおもしろい響きですの~。
子供が自然に危険を察知する世の中ではなく、家族や地域が教えて行かないといけないんだなぁ~と、つくづく感じる今日この頃です。
道徳を教える場が少なくて、学ばず大きくなる大人が増えている気がします。
余談ですが、昨日の話。
来店されたお客さんが「亡くなった主人、舅、姑の法事はしますけど、顔もしらない先祖の法事はしないです。」と、おっしゃったのにびっくり!!
「ご先祖のだれ一人かけてもご主人は生まれてこなかったんですよ。」と、話しましたが分かっててくれたかどうか(ToT)
Posted by 仏壇屋のおばちゃん♪
at 2014年10月04日 07:06

仏壇屋のお姉さま♪
そうです、「寺族」というのは、広い意味で住職の家族です。厳密に言うと、得度を受けて宗務庁に寺族として届け出ている者を指します。うちの娘も得度を受けて届け出ているので、祖母、私、娘が總光寺寺族となるらしいです。 時代の流れと共に、ご先祖様に対する思いも多様化して来ましたね。3世代一緒にお墓参りしてみんなで手を合わせる習慣をなくしたくないです。 「誰一人欠けても私たちは存在していない」本当にそう思います。次の世代にも受け継がなければなりません。
そうです、「寺族」というのは、広い意味で住職の家族です。厳密に言うと、得度を受けて宗務庁に寺族として届け出ている者を指します。うちの娘も得度を受けて届け出ているので、祖母、私、娘が總光寺寺族となるらしいです。 時代の流れと共に、ご先祖様に対する思いも多様化して来ましたね。3世代一緒にお墓参りしてみんなで手を合わせる習慣をなくしたくないです。 「誰一人欠けても私たちは存在していない」本当にそう思います。次の世代にも受け継がなければなりません。
Posted by チョコチョコ
at 2014年10月04日 14:25
