まつやま大寒能 狂言「千鳥」

チョコチョコ

2016年01月24日 22:54

ようこそ『寺嫁つれづれ日記』へ

1月23日土曜日の「まつやま大寒能」

松山こども狂言の会による「きのこ山伏」の次の演目は、狂言「千鳥」です。



狂言では面をつけずに演じることが多いそうです。
こども狂言では、昨年の大寒能で演じた「六地蔵」で面をつけましたが、珍しいのかなと思います。

「千鳥」は、太郎冠者がツケでお酒を買ってくるように主人に言われ酒屋に行くものの、支払いがたまっていて売ってもらえず、あの手この手で酒樽を持ち去ろうとする笑い話です。






泣かせるより、笑わせる方がよっぽど難しいのではないでしょうか。
酒屋を演じた柿崎則子さんは、忙しいお仕事の都合をつけてこども狂言の会のご指導をしてくださっています。

ムスメたちは新しい演目の台本をいただいたので、また新しい稽古が始まります。
今月末には、東京からプロの狂言師の方が指導してくださるのだそうです。
伝統芸能に触れることができるのも、松山だからこそ!
本当にありがたいことです


さて、能の舞台の後は雪見の宴。

納豆汁、豚汁、竹の徳利と盃でいただく松山の地酒を楽しむことができます。



徳利には注ぐところに細かい心遣いが!
数日前に集まって、皆さんで作成するのです。




「納豆汁も豚汁も、お代わりどうぞ!」
松山の地元の皆さんが、町をあげて精一杯のおもてなしをしてくださいます。
能舞台のすぐそばで、演者と観客が納豆汁を囲んでお酒を酌み交わすのは、すごくすごく、おおらかだなぁと思うのですよ。だって城下町ですよ!
皆さんをおもてなししたい松山の人たちの気持ちがあったかい




松山能に携わっていらっしゃる方も、お客様も總光寺のお檀家さんが多く、またその方のお孫さんが息子の保育園の同級生だったりで、法事のことや保育園のこと、お寺の除雪など話は尽きませんでした。

ムスメの出番でハラハラドキドキでしたが、終わってしまえば楽しい宴。本当に楽しい時間でした。
美味しい納豆汁をご馳走さまでした




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