絡子の下をチラリ
ようこそ『寺嫁つれづれ日記』へ
先日、Ricoさんのブログ
Rico's Room 2で、Ricoさんが4人の方丈さま(和尚さまのこと)との5ショットが掲載されました
Ricoさんのお母様がこれをご覧になって、こうおっしゃったそうです。
「住職さんたちの前掛けみたいなのは何?どうして手を隠しているの??」
この前掛けみたいのは
絡子(らくす)といいます。
僧侶が身に着けるお袈裟の略式版、片方に輪をつけたお袈裟の一種です。
どうして手を隠すのか?
これは立ち姿、歩き姿の基本姿勢なのです。
絡子の下の手はいったいどんな風になっているのか?
ざっくり言うと、
「左手グーを、右手パーで包んでいる状態」
左手は親指を中にして握り、右手親指を親指と人差し指のくぼみにのせます。その手をみぞおちあたりに置くのです。
私も寺族得度を受けたときに、緑色の絡子をいただきました。寺族というのは簡単に言うと、住職の家族のことです。
裏には墨で禅師さまからいただいた名前が書いてあります。
お寺の行事や研修に参加するときは、必ずこの絡子を見につけます。
それにしても…
なるほど!です。私たちには自然に見える姿でも、どうして?って思うことがあるんですね。
また、お寺やお坊さんのことでわからないことがあれば、教えてくださいね。
勉強してお伝えします
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