「松山の宝」松山小学校3年生の総合学習
ようこそ『寺嫁つれづれ日記』へ
10月19日(水)
酒田市立松山小学校3年生の皆さんがいらっしゃいました。
今、総合学習で「松山の宝」について勉強しているのだそうです。
本尊さまに手を合わせてご挨拶したあと、住職にたくさんの質問をしてくれました。
總光寺はいつできたんですか?
どうしてこの場所に總光寺ができたんですか?
きのこ杉はいつからありますか?
どうしてきのこの形なんですか?
總光寺の名前はどうつけられたんですか?
「總」は大本山、總持寺から。
「光」は本尊さまの「薬師瑠璃光如来」から。
「如来さまには左右にいらっしゃる仏様が決まっていて、日光菩薩さま、月光菩薩さまと言います。
そして、私たちを見守ってくださっている鳥海山を、この地域の人たちは薬師瑠璃光如来になぞらえてきたんですよ。日光川、月光川ってあるでしょう?」
ちょうど松山小学校5年生が、今日月光川を訪れているとのこと!一気にこのお話が身近になりました。
そして、住職に対するこんな質問も♪
どうしてこの職業をしようと思ったんですか?
うれしいことはなんですか?
夢はなんですか?
住職はうれしそうにこう答えました。
「お坊さんは職業じゃなくて生き方なんですよ。お釈迦さまの教えをみんなに伝えて行く生き方です。」
「お参りに来た人が、手を合わせている姿を見るとうれしいですね。私の後の弟子が、お釈迦さまの教えをみんなに伝えて、みんなが手を合わせている姿が夢です。」
天国と地獄って本当にあるんですか?
「仏教では、極楽浄土とか極楽、お浄土と言います。極楽と地獄は毎日の生活の中にありますよ。
明日はテストだ!って思うと地獄の一歩手前の気持ちになるし、おいしい給食をいただくとありがたいでしょう?
毎日気持ちが上がったり下がったり、極楽と地獄は生活の中にあるんです。
なるべくそうした気持ちを平らにすることができるといいですね。これが“平常心”です。」
松山の宝ってなんだと思いますか?
「それは皆さんでしょうね☺️子どもたちが間違いなく松山の宝ですよ。」
他にも、掛け軸や欄間の彫刻についても質問してくださいました。およそ1時間があっという間に感じられるほど、充実した時間になりましたなりました。
3年生らしい素直な質問に、心が暖かくなりました。
同時に、質問の内容がとても深く興味を持って学習してきてくれたことがよくわかりました。
こうして実際に訪れて質問して、總持寺に関心を深めてくれることは本当にうれしいです。
今日私たちは、とてもとても幸せな気持ちになりましたよ!
松山小学校3年生の皆さん、ありがとうございました。
またぜひ来てくださいね。
関連記事