總光寺山門
ようこそ『寺嫁つれづれ日記』へ
今日は久しぶり山門の上に登って風を通しました。
この上からの眺めが美しい
以前は公開していたようですが、心ない落書きが多く、現在は公開していません。
でも、期間を決めて公開できないかと相談中です。
2階建ての山門の上には、十六羅漢像があるのです。
中央に釈迦如来、迦葉、阿難の三尊があります。
左右に十六羅漢像。
「總光寺山門」は、1811年(文化8年)7月25日に3年の歳月をかけて完成しました。
落慶後、今年で205年になります。
現在の住職は六十世になりますが、山門の完成は四十六世 天翁貫道大和尚の時です。
梵鐘の隣に天翁貫道大和尚のお墓があります。
この山門は、斎藤弥右衛門家、小田嘉右衛門家の2軒のお檀家さんからの寄進でした。
大工棟梁は、榎本太郎兵衛、寅之助の2人。
榎本太郎兵衛は松山城の棟梁で、御殿、大手門も建設したのだそうです。
寅之助は羽黒山本殿の棟梁だったと伝えられています。
山門上の十六羅漢像、仁王像はどなたの寄進か記録がないためわかっていません。
久しぶりに山門の上に登ると、きのこ杉と太陽をキラキラ反射している水田がきれいです。
ここからの景色も「未来に伝えたい山形の宝」だなぁと思うのです。
さて、境内の藤も、庭園のツツジも見ごろを迎えています!今週末まできれいに見えると思います。
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