雪囲い & 桜に涙が止まらない春
ようこそ『寺嫁つれづれ日記』へ
晩秋の總光寺。
いよいよ冬支度。雪囲いが始まりました。
桜の木の根元に植えてある赤い実。
どんぐりが新しい命をつなぎました。
あんなに生茂った緑がすっかり葉を落とし、冬に向けて準備をしている木々たち。
春に花を咲かせ秋に実をつけるため、冬の間はじっとしているんですよね。
もう覚えていないほど何年も前のことですが、
なんだかとてもしんどい時期がありました。
それでも春になって桜が咲くのを見て、涙が止まらない春がありました。
「どんなに冬が厳しくても、春になると桜は咲くんだなぁ…(涙)」
車に乗って仕事場の学校に行く途中、桜を見るともう、条件反射で号泣したので鶴岡の学校に着くころになると目が腫れていて大変
腫れが引くまで駐車場で時間をつぶしてたっけ。
桜の花があんなに沁みた春はありません。
冬に葉を落として、硬い蕾のままじっと冬を耐える。
このままじっとしていれば、春が来て花が咲く。
桜に教えられ、励まされ、なんとか気持ちを立て直せた気がします。
そして今は…?
桜を見てなぜ号泣してたのか、あの感覚を思い出せません
なんだったんだろう?
しんどかった思いは覚えているけど、原因が思い出せない
鈍感力を身につけ、憂さ晴らしの方法もいくつか見つけ、じっと春を待てるユルさも身についてしまいました
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