今年の臘八摂心
ようこそ『寺嫁つれづれ日記』へ
12月1日から8日までの期間は、朝から晩までひたすら坐禅をする
『臘八摂心(ろうはつせっしん)』という修行期間でした。
臘 … 旧暦の12月
八 … 8日
摂心 … 心をおさめる → つまり坐禅をすること
12月8日は
成道会(じょうどうえ)。
お釈迦さまが仏道を成就された(お悟りを開いた)日です。
お釈迦様が12月1日から7日間の坐禅を経て、12月8日の明け方の明星を見て仏道を成就、つまりお悟りを開かれたのだそうです。
この「臘八摂心」(ろうはつせっしん)という修行は、その8日間を同じように辿る修行なのだそうです。
曹洞宗では、大本山總持寺御開山、太祖瑩山禅師さまのころから、この臘八摂心が行われています。
總光寺では、住職がただひたすら座禅をしていますが、お寺によってはお檀家さんや一般の希望者を募って、お寺で接心をするところもあります。
ああ。
この期間、我が家は精進料理になります。
「ああ、また12月…精進料理ウィーク」
毎年ワンパターンの精進料理で作るのも食べるのもワクワクしないのですが、今年はちょっと目先が変わってなんとか飽きずに乗り切りましたよ!
まず仙台の油麩を使ったお麩じゃが。
ひき肉状の大豆ミートで作った麻婆豆腐。
麻婆豆腐の素は使わずに作ります。
ごろっとした大豆ミートで作るカレー。
ある日のお昼。
接心の時は食事を楽しみにしているようなので、それなりに準備。
油麩と白菜の煮びたし。
今年はスーパーで見つけた大豆ミートに助けられました。
これを使うまでは味のバリエーションが、醤油とみりんと酒、みたいに肉じゃがのような味のワンパターンになりがちなんです。
来年こそはもっとバラエティに富んだメニューに挑戦したいと思います。
接心あけにお肉を食べると、獣臭さが気になるんですよ!
ふふふ、すぐに慣れますけど