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2014年06月05日

言葉がつくる世界

4歳になったわが息子。
今朝は息子の一言によって、いろいろ考えさせられる出来事がありました。

言葉がつくる世界


今朝、保育園の支度をしていて、息子のティッシュの取り出し口を開いてあげようとしたら、ティッシュの袋の一部を破いてしまいました。息子のお気に入りのトイストーリーの模様。

「あああ~、やっちゃった!ごめん!」と私。

「残念だねぇ」と息子。


残念だねぇ?

私ならきっと「あーっ、もう!破けちゃったよ!そっとやってよ!」くらいの勢いで言うかも。


息子は恥ずかしがりやで興奮すると両手足バタバタで暴れます。
でも、この子は本当に穏やかでやさしい世界観を持っています。


ネガティヴなことを言わない。
乱暴な言葉を使わない。
いじわるなことを言わない。



きっと「わるいことば」を持っていないんだ。


だから、きっと息子の生きる世界は穏やかなんだろうと思う。

これから成長して、いろんなことがあって、たくさんの人と出会って、思春期を迎える。それなりに反抗期もないと困る。

いろいろな感情を持つようになってひとりの人間になっていくんだけれど、こういう根っこの部分がやさしくて穏やかなのは幸せだろうな。
周りも穏やかでいられるから、私もヒートアップすることがありません。


「ブッダがせんせい」宮下真著


言葉がつくる世界

私に響くなぁ。

言葉がつくる世界



息子なりに不本意な時は、「やだよ〜face03」の代わりに、
「なんで?」kao1

「おもちゃ買って」
「今日は買わないよ~。」
「なんで?」
「お誕生日でもらったでしょ。」
「おもちゃ買わないの?なんで?」
「今言ったよ、今度はサンタさんだよ。」
「なんで?ぼく欲しいのに。」
「欲しくても我慢だよ。」
「なんで?」
「・・・」
穏やかに繰り返される「なんで?」も、けっこう効きますkao13




余談ですが。

日本語の謙遜という文化は、英語になかなか訳しづらいことを思い出しました。

アメリカにホームステイする生徒の親御さんが書いたホストファミリーにあてた手紙の書き出しが、コレ。

「このたび、私の愚息が・・・」

愚息。
おろかな息子。

My foolish son
そしてこんな内容が続く。
「自分のことをきちんとできない、とにかくだらしない息子です。そちら様でご迷惑をかけると思いますが、なにとぞよろしくお願いします。」

ダメダメ、これは訳しちゃだめ!
コレ読んだらびっくりしちゃうでしょ。
アメリカ人は「自分のことを何もできない子が何をしに来るんだ?意味わからん!」って思うよね!

結局、全てが謙遜で、訳せなかった結果、
「息子がお世話になります。私たち親は、息子がお宅で楽しい時間を過ごせるように願っています。」という気持ちを丁寧に綴った手紙に訳したことがあったっけ。

言葉には文化的背景があるので、単語をそのまま置き換えるのは危険です。
これもまた、言葉がつくる世界ですね。



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Posted by チョコチョコ at 13:18│Comments(2)ひとりごと
この記事へのコメント
ますます、息子ちゃんに会いたくなりました(^^)恥ずかしがらずに、抱っこ抱っこさせてね。
子供から、教えられる事、ハッと思うこと、沢山ありますね。
子供から母親にしてもらっているんだなぁと、つくづく思います。
Posted by メリイメリイ at 2014年06月05日 15:31
〉メリイさん

ありがとうございます。素直が取り柄の息子に、教えられることが多いです。子どもから母親にしてもらっている…まったくその通りです(^-^)。またどうぞ、おいでくださいね!
Posted by チョコチョコチョコチョコ at 2014年06月05日 17:31
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